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vol.1 デキるビジネスマンと疲労のカンケイ〜解明! 疲労のメカニズム
新春特別、駅伝特集!個人的な種目が多い陸上競技の中、チームで優勝を目指す「駅伝」。個々のメンバーがひとつの目標に向かって一丸となって取り組むこの競技、ビジネスシーンにおけるリーダーシップやコミュニケーション力、そして精神力に活かせるヒントがありそう。

まずは2006年10月、箱根駅伝予選会を1位で通過した、早稲田大学駅伝競走部監督・渡辺康幸氏にお話を伺いました。
(2006年11月インタビュー)
監督就任3年目の「チーム経営」〜「名門ワセダ」の復活にかける
「意識改革」はチーム経営の第一歩渡辺駅伝監督「学内で好成績を残している他の部に比べ、就任前の数年は低迷した状態で、部としてはなんともひどい状態でした」という競走部。渡辺駅伝監督は就任後、まず部の「意識改革」に心を砕いたのだそうです。

下を向いていた部員に上を向かせ、個々の選手ごとに高い目標を持たせ、それを目指し、励む。言葉にすれば簡単に思えることでも、学生たちの中にはなかなか芽吹くものではありません。合宿生活や練習といった日常の生活の中で少しづつ培い、早稲田の伝統や礼儀正しさなどを支えに、この芽を育てていく。そして次第に部の中の「負のオーラ」のようなものを解き放っていったのだと言います。

「弱くなってしまった意識を変えること」、それが競走部というひとつのチームを経営する第一歩となったのです。

 

「部内競争の活性化」を促しチーム全体を盛り上げる学年・経験を問わず、成績・記録のいい選手がレギュラー・ポジションを得られるような環境を作り出し、部員たちの間に緊張感を生むようにもしたという監督。

PHOTO「大舞台の重圧に負けない強い精神力は、経験を積まなければ得られない」という信念のもと、機会があれば1年生や2年生でも積極的に大会に起用していくようにし、そこで結果を残した選手を次に登用していくといいます。

レギュラーの座を勝ち取った自信が選手をより練習へと打ち込ませるようになり、またレギュラーになれなかった二軍の選手たちは、次のレギュラーを狙ってやはり日々練習に励むようになる。部の内側でお互いに競い合う状況は、選手たちに大きな刺激になったようです。
 


切磋琢磨が「部」というチームを成長させる「この監督ならば、いい成績を出せば認めてくれる」
風通しがよい部内の空気を、選手たちも敏感に感じ取ったのでしょう。部員からも、「厳しいけれど、優しい監督です」という声を聞くことができました。年齢がそれほど離れていないこともあるのかもしれませんが、厳しい中にも、平等にチャンスを与えつつ、一本筋が通った理念を持って部を引っ張っています。

このように、部員から「親しみやすく頼れる存在」として信頼を得ている渡辺駅伝監督ですが、反面、伸び悩み、一定のレベルに達しない選手や、寮生活や練習などの共同生活についていけない部員は外していったとのこと。信賞必罰ではないけれど、これもチームとしての一定のルール。いずれにしろ選手たちにはわかりやすい環境ができ上がっていったのです。

PHOTO「周りとの和を乱すような選手に、伸びる選手はいませんね。なかには共同生活(寮生活)が苦手な子、というのはいますけどね。まだ学生ですから」と笑顔で語る監督。

選手たちは基本的に寮暮らし。共同生活を送るうちに、連帯意識も芽生えていきます。たった独りで自らを鍛え上げていくのではなく、ともに助け合いながら「部」というチームとなって成長していく。そのため、選抜メンバーには「駅伝チーム」という特別な意識はなく、あくまで「部の一員」である、という意識が強いのだそうです。

ともに支えあい、ともに競い合い、ともに育ってきた…そんな連帯感が、今の早稲田大学競走部の原動力となっているよう。

「早稲田の競走部のメンバーは、一般入試で入学してくる生徒たちですので、レベルの差や個人差がかなりあります。ふるいにかけられてしまうこともありますが、逆にいえばそういう子達にも駅伝出場のチャンスがあるわけです。そこが少数精鋭(現在34人)の強みでもありますね」。

少人数であれば、監督とコーチですべての選手のフィジカル、メンタル面をケアすることができる、と監督。「今度の箱根駅伝にも『高い目標』を掲げて挑みますよ。選手たちも十分に自覚しているので、楽しみですね」と、笑顔と一緒に強い言葉で締めくくっていただきました。
スポーツ選手の基本、栄養管理と健康管理
早稲田大学競走部のメンバーは大半がスポーツ科学部に所属しており、授業ではスポーツの医学的な部分、文化的な部分など幅広く学んでいます。もちろん、栄養学の勉強もするとのこと。スポーツ選手にとって重要な成分であるアミノ酸の摂取の仕方などにも自然と造詣が深くなる環境にいる選手たちにとって、自分にあった方法を自分で選んで実践することは難しいことではありませんが、自己を管理する厳しさは必要になってくるようです。

「アミノ酸は重要ですからね。筋力アップやスタミナに重要なBCAAなど、身体をつくる上で必要な栄養素に関しては、きちんとした知識を持って自己管理ができるような環境作りをしていますよ。」

地道な練習や自己管理に、渡辺駅伝監督の明快な方針が加わり、選手の意識向上と共に実力の底上げもなされている早稲田大学競走部。今後の活躍が期待されます。


PHOTO 渡辺康幸 1973年 千葉県出身
20年に1度の逸材と将来を嘱望されて早稲田大学に進学。箱根駅伝に1年生から出場し、いきなりの2区区間2位、2年生から3年連続区間賞(うち2度は区間新記録)を獲得するなど、天才ランナーの名をほしいままにした。2007年現在、母校の早稲田大学にて競走部の駅伝監督を務める。

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